炎の写真展

日本燃焼学会 2002年『美しい炎』写真展最優秀作品賞


NSYMPO MARK

「乱流微粉炭火炎」
黒瀬 良一*、黄 承敏**、赤松 史光**、牧野 尚夫*、香月 正司**
*:(財) 電力中央研究所
**:大阪大学大学院工学研究科機械物理工学専攻燃焼工学講座

作者コメント
 二重管構造を有するバーナの中心円管(内径6mm)から微粉炭と空気の固気二相噴流を噴出し、周囲の環状スリット(幅0.5mm)からメタン火炎で保炎すると、写真のような微粉炭火炎が見られます。バーナ近傍に、アルゴンイオンレーザのシート光を入れ、着火前の微粉炭粒子を可視化しています。バーナ先端近傍に置いて微粉炭粒子が着火し、下流に移動しながら燃焼が進行している様子がよく捉えられています。(露光時間:1/8000s、使用石炭:ニューランズ炭、噴流噴出速度:64m/s、微粉炭粒径(質量基準)33μm、微粉炭噴出量:8.9g/min)